歯科矯正用アンカースクリューを用いた矯正歯科治療|仙台で矯正を行う歯科 仙台東口矯正歯科

Anchor screw 歯科矯正用
アンカースクリューを
用いた矯正歯科治療

歯科矯正用アンカースクリューを用いた矯正歯科治療とは
歯科矯正用
アンカースクリュー
を用いた
矯正歯科治療とは
Anchor screw

歯科矯正用アンカースクリューを用いた矯正歯科治療とは

小さなスクリューやプレートを顎骨に埋入し、これを固定源として歯を移動させる治療方法です。
歯科矯正用アンカースクリューを用いた矯正歯科治療は、従来の矯正治療よりも歯が動くスピードを速められ、さらにはより高い精度で動きをコントロールできるとされています。
もうひとつの特長として、従来の矯正治療では難しかった歯の遠心移動や圧下移動ができることがあげられます。これにより、抜歯をせずに矯正治療できる可能性が高くなります。
アンカースクリューは、治療が終わったあとに取り除くので安心です。

歯科矯正用
アンカースクリューを
用いた
矯正歯科治療の症例
Case

スクリュータイプ

ネジのような形態をした歯科矯正用アンカースクリューです。埋入時の負担が軽減され、微量の麻酔でもほとんど痛みを感じないとされています。埋入手術に要する時間は2分ほどです。
歯科矯正用アンカースクリューを除去する際は、麻酔をしなくても痛みを感じないケースがほとんどです。

上顎前突(出っ歯)(大人・通常)【抜歯治療】

主訴 出っ歯、歯全体の凸凹 年齢・性別 24歳成人男性 R.S様
治療に用いた主な装置 マルチブラケット・歯科矯正用アンカースクリュー
抜歯部位 上顎左右4番・下顎左右5番 治療期間 3年6ヵ月
治療回数 75回 治療費 80万円~100万円※矯正歯科治療は公的健康保険対象外の自費診療となります。
※治療費は症状により異なります。
治療の補足事項 東京へ転居したため、治療期間が長くなっています。
治療内容の詳細 著しく上顎前歯の前方突出と叢生が存在しました。全体的に歯根が短い傾向が存在したため、矯正治療による歯根の短根化のリスクが懸念されました。歯根吸収が最小限となるように治療期間が長くなることには理解をしていただき、弱い矯正力での治療を行ないました。
この治療におけるリスク
・副作用
歯根吸収・治療の長期化
治療前
治療中
治療後

プレートタイプ

あごの骨に、2cmほどの顎骨骨折固定用プレートを固定する治療方法です。埋入は、病院歯科で行ないます。親知らずの抜歯をするのと同じように局所麻酔をし、歯肉を切開して行ないます。手術に要する時間は、1枚15~20分ほどです。
プレートタイプの特徴は、固定源がしっかりしていることです。これにより、スクリュータイプよりも強い矯正力をかけられるので、複雑かつ大規模な歯の移動が可能になります。

上顎前突(出っ歯)・叢生(大人・通常)【抜歯治療】

主訴 上の歯が出ている、噛み合わせが深い。 年齢・性別 28歳成人女性 S.O様
治療に用いた主な装置 マルチブラケット、プレート型歯科矯正用アンカースクリュー
抜歯部位 上顎左右4番 治療期間 2年2ヵ月
治療回数 30回 治療費 80万円~100万円※矯正歯科治療は公的健康保険対象外の自費診療となります。
※治療費は症状により異なります。
治療の補足事項 上顎左右後方にプレート型歯科矯正用アンカースクリューを使用して遠心移動で配列しました。治療期間中に出産に入ったため、治療期間が長くなっています。
治療内容の詳細 上顎前突と過蓋咬合を併発している状態でした。上顎左側1番が不良根管充塡となっており、再根管治療後の矯正歯科移動において歯根吸収が発生するリスクがありました。弱い矯正力の付与を心がけて、動的治療中には半年に1回レントゲンによる上顎前歯部のチェックをしながら、治療を行ないました。
この治療におけるリスク
・副作用
プレート型歯科矯正用アンカースクリューの感染
治療前
治療中
治療後

できるだけ歯を抜かない
矯正治療
Non-extracted

できるだけ歯を抜かない矯正治療

矯正治療では、患者さまの状態によっては抜歯をする可能性があります。しかし、患者さまにとっては「できるだけ歯を抜きたくない」とお思いになるでしょう。歯並びを整えるという目的があるとはいえ、健康な歯を抜くことには抵抗があると思います。歯科医師としても、なるべく歯を抜かずに治療できる方法を考えます。

仙台東口矯正歯科では、まず精密な検査によってより精確な診断をくだし、どのような治療方法が適切なのか分析します。さらに、歯科矯正用アンカースクリューを用いた矯正歯科治療などの先進的な矯正治療も検討し、可能なかぎり抜歯せずに健康で長持ちする歯並びになるよう追求しています。

ただし、精密検査の結果により、次に該当するようなケースでは抜歯による治療をご提案することもあります。

  1. 1抜歯をせずに治療をするのが明らかに不可能なケース
  2. 2抜歯をせずに治療すると、歯の健康に悪影響を及ぼす可能性があるケース
  3. 3抜歯をしない治療によって、患者さまがご希望される治療結果にならないと判断されるケース
●矯正歯科治療にともなう一般的なリスク・副作用

・機能性や審美性を重視するため、公的健康保険対象外の自費診療となり、保険診療よりも高額になります。
・最初は矯正装置による不快感、痛みなどがあります。数日から1~2週間で慣れることが多いです。
・治療期間は症例により異なりますが、成人矯正や永久歯がすべて生えそろっている場合は、一般的に1年半~3年を要します。小児矯正においては、混合歯列期(乳歯と永久歯が混在する時期)に行なう第1期治療で1~2年、永久歯がすべて生えそろったあとに行なう第2期治療で1~2年半を要することがあります。
・歯の動き方には個人差があるため、治療期間が予想より長期化することがあります。
・装置や顎間ゴムの扱い方、定期的な通院など、矯正治療では患者さまのご協力がたいへん重要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
・治療中は、装置がついているため歯が磨きにくくなります。虫歯や歯周病のリスクが高まるので、丁寧な歯磨きや定期メンテナンスの受診が大切です。また、歯が動くことで見えなかった虫歯が見えるようになることもあります。
・歯を動かすことにより歯根が吸収され、短くなることがあります。また、歯肉が痩せて下がることがあります。
・ごくまれに、歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
・ごくまれに、歯を動かすことで神経に障害を与え、神経が壊死することがあります。
・治療中に金属などのアレルギー症状が出ることがあります。
・治療中に、「顎関節で音が鳴る、あごが痛い、口をあけにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
・問題が生じた場合、当初の治療計画を変更することがあります。
・歯の形状の修正や、噛み合わせの微調整を行なうことがあります。
・矯正装置を誤飲する可能性があります。
・装置を外すときに、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、補綴物(被せ物など)の一部が破損することがあります。
・装置を外したあと、保定装置を指示どおりに使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
・装置を外したあと、現在の噛み合わせに合わせて補綴物(被せ物など)の作製や虫歯治療などをやり直す可能性があります。
・あごの成長発育により、歯並びや噛み合わせが変化する可能性があります。
・治療後に親知らずの影響で、歯並びや噛み合わせが変化する可能性があります。
・加齢や歯周病などにより歯を支える骨が痩せると、歯並びや噛み合わせが変化することがあります。その場合、再治療が必要になることがあります。
・矯正治療は、一度始めると元の状態に戻すことが難しくなります。
・矯正治療により上下の前歯を前方や後方へ傾斜することにより、上下口唇の突出感が生じたり、増幅したりする一方、陥凹感が生じたり、増幅するなど変化することがありますが、矯正歯科医師による側貌のコントロールはできません。
・治療期間は歯並びと咬み合わせに異なりますが、前歯だけ永久歯に生え揃う小学校低学年(1〜4年生頃)の混合歯列で第一期矯正治療(限局矯正)を行う必要がある場合、動的治療期間は約半年~1年半程度ですが、その後、全ての歯が永久歯に生え揃う永久歯列で第二期矯正治療として広範囲矯正治療(本格矯正)が必要になった場合、成人矯正同様、動的治療期間は約1年半〜2年半程度ですが、2年半以上要することもあり、通院期間は総じて10年以上に及ぶことになります。

●矯正歯科治療について

1.公的健康保険適用外の自費(自由)診療になります。
2.矯正治療の通院期間は歯並びを整える動的治療期間とその後、整えた歯並びが後戻りしない様に保定装置(リテーナー)を装着して頂きながら経過観察を行う保定期間の合計となります。
3.矯正治療の治療期間や通院回数は矯正治療の開始時期、不正咬合の程度、非抜歯・抜歯、使用装置などにより変わりますが、おおよその目安は以下の通りです。
▼混合歯列での第一期矯正治療(限局矯正)、永久歯列での部分矯正(MTM)を行った場合
・動的治療期間:約6か月~1年6か月、通院回数(毎月1回):約 6~18回
・保定期間:約1年、通院回数(数か月に1回):約4回(※1)
・合計通院回数:約1年6か月~2年6か月、合計通院回数:約10~22回
▼永久歯列での第二期矯正治療(本格矯正)を唇側(表側)ブラケット矯正装置(ラビアルブラケット矯正装置)にて行った場合(※2)
・歯を抜かない非抜歯治療での動的治療期間:約1年6か月~2年、通院回数(毎月1回):約18~24回
・歯を抜いた抜歯治療での動的治療期間:約2年~2年6か月、通院回数(毎月1回):約 24~30回
・保定期間(※3):3年、通院回数(数か月に1回):約12回
・合計通院回数:約4年6か月~5年6か月、合計通院回数:約30~42回
※1 混合歯列で第一期矯正治療(限局矯正)を行った場合、約1年間の保定期間終了後も永久歯列完成まで経過観察を継続しますので、通院回数は4回以上になります。
※2 舌側(裏側)ブラケット矯正装置(ハーフリンガルブラケット矯正装置、フルリンガルブラケット矯正装置)の場合、唇側(表側)ブラケット矯正装置(ラビアルブラケット矯正装置)よりも動的治療期間が長くなる場合があります。
※3 当院が規定する保定期間と通院回数で記載しております。

●歯科矯正用アンカースクリューを用いた矯正歯科治療にともなう一般的なリスク・副作用

・公的健康保険対象となる使用方法と、公的健康保険対象外の自費診療となる使用方法があり、自費診療となる場合は保険診療よりも高額になります。
・骨と化学的な結合をしないため、患者さまの骨の状態や口腔衛生状態によっては脱落することがあります。
・脱落した場合は再埋入を行なうことがあります。脱落部分の骨の穴が回復するまで数ヵ月の時間を要するため、別の部分に埋め込むことがあります。
・歯科矯正用アンカースクリューは骨に埋まっていますが、その頭部は歯肉の外にあるため、ケアを怠ると骨に感染することがあります。
・歯科矯正用アンカースクリューは歯根の間に埋入されることが多いため、埋入時に歯根を傷つけることがあります。