舌側矯正|仙台で矯正を行う歯科 仙台東口矯正歯科

Lingual 舌側矯正

舌側矯正とは
舌側矯正とは Lingual

舌側矯正とは

歯の裏側から矯正装置を装着する治療が舌側矯正です。「装置をつけているところを人に見られたくない」という方が快適に治療を受けられるように、できるだけ目立ちにくい装置を使用しています。

当院の舌側矯正装置 Device

カスタムメイド型リンガルブラケット矯正装置(インコグニート)

カスタムメイド型リンガルブラケット矯正装置(インコグニート)は、患者さまに合わせたオーダーメイドのブラケットです。非常に薄く加工されているので、装置が歯の曲面にフィットし、歯につけたときの違和感が軽減されます。また、従来の舌側矯正の装置よりも見えにくく、口元が気になりません。
ブラケットは純度が高い金合金製です。そのため金属アレルギーが起きる心配が軽減され、虫歯にもなりにくく、治療の段階に合わせてブラケットとワイヤーを精密に加工するため、1回あたりの治療時間が短くなるメリットもあります。

特長

  • オーダーメイドのブラケットで装着時の違和感が軽減される。
  • 非常に薄く加工され、従来の装置に比べて発音のしにくさが少ない。

製造過程

  1. 1シリコンで歯型を取り、ドイツの製造所へ送る。
  2. 2完成した歯列を光学3Dスキャナーでスキャンする。
  3. 3患者さまに合わせてカスタマイズされた矯正装置(ブラケット)を、コンピューターで設計する。
  4. 4一連のバーチャルのブラケットをアナログのワックスに置き換える。この作業では、ラピッド・プロトタイピング・マシーン(製品の試作モデルを作製する機器)を使用する。その後、鋳型が作られて金合金で鋳造される。
  5. 5装着用のトレーが作られる。患者さまの歯にブラケットをより正確に接着するための型となる。
  6. 6治療の進行に合わせて、オーダーメイドのアーチワイヤーを順次交換する。歯が適切に移動するようになる。より正確な形状のアーチワイヤーが、ブラケットの位置のデータに基づいて作製される。
  7. 7完成したブラケットを装着し、コンピューターの指示によって屈曲させたワイヤーをつけていく。ブラケットを装着すると、最初の1~2週間で治療の進行を確認できる。

カスタムメイド型リンガルブラケット矯正装置(ハーモニー)

少し厚みのある舌側矯正装置ですが、より精度の高い治療結果を得られます。従来の装置に比べるとブラケットのサイズが小さく、装着しているときの違和感を軽減することが可能です。歯の動きもよりスムーズになり、汚れが溜まりにくくなって虫歯のリスクを抑えられます。

特長

  • ミリング(削り出し)で作るため、より精度の高い治療結果が得られる。
  • 動きがスムーズになるため、弱い力で歯を大きく動かせる。
  • シャッターが開閉するシステムでワイヤーを留めるので、虫歯になりにくい。

舌側矯正の治療例 Case

舌側矯正【非抜歯治療】

主訴 凸凹歯の凸凹が気になる、なるべく目立ちにくい装置で治療したい
年齢・性別 23歳成人女性 R.S様 治療に用いた主な装置 カスタムメイド型リンガルブラケット矯正装置(インコグニート)、マルチブラケット(ハーフリンガル)
抜歯部位 なし 治療期間 6か月
治療回数 10回 治療費 110万円~140万円※矯正歯科治療は公的健康保険対象外の自費診療となります。
※治療費は症状により異なります。
治療内容 なるべく目立ちにくい装置を希望されていたので、検査、診断の結果、上下とも舌側にブラケットをつけての治療を選択しました。上顎前歯部の前突感が強く、上顎前歯の舌側移動距離が大きかったため、上顎前歯部の歯根吸収および歯肉退縮が発生するリスクが懸念されました。事前説明を行ない、可能な限りゆっくりと弱い矯正力をかけ、舌側移動による歯根吸収、歯肉退縮が発生するリスクが低くなるように矯正治療を行ないました。
この治療におけるリスク
・副作用
歯肉退縮・歯根吸収
治療前
  • 治療前:カスタムメイド型舌側矯正装置 【フルリンガル】
  • 治療前:カスタムメイド型舌側矯正装置 【フルリンガル】
カスタムメイド型舌側矯正装置装着時
  • カスタムメイド型舌側矯正装置:【フルリンガル】
  • カスタムメイド型舌側矯正装置: 【フルリンガル】
治療後
  • 治療後:カスタムメイド型舌側矯正装置 【フルリンガル】
  • 治療後:カスタムメイド型舌側矯正装置 【フルリンガル】

凸凹歯(大人・通常)【抜歯治療】

主訴 八重歯、凸凹歯
年齢・性別 25歳成人女性 治療に用いた主な装置 ハーフリンガル装置、カスタムメイド型リンガルブラケット矯正装置(インコグニート)
抜歯部位 上下顎4番(計4本) 治療期間 2年3ヵ月
治療回数 43回 治療費 130万円~150万円※矯正歯科治療は公的健康保険対象外の自費診療となります。
※治療費は症状により異なります。
治療の補足事項 上顎に重度、下顎に中等度の叢生(歯の凸凹配列)が存在したため、上下顎小臼歯の便宜抜歯を行ない、配列を行ないました。上顎には、カスタムメイド型リンガルブラケット矯正装置(インコグニート)、下顎には、通常の頬側ブラケットを使用しました。
治療内容 上下顎の重度の叢生が存在しました。叢生を改善する場合に下顎前歯部の歯肉退縮が発生するリスクが予測されたため、歯肉退縮のリスクを事前説明してから治療を開始しました。下顎前歯部には、叢生改善後に、ブラックトライアングルが発生したため、下顎前歯部の隣接面削合を行ない歯肉退縮によるブラックトライアングルを緩和しました。
この治療におけるリスク
・副作用
歯肉退縮・ブラックトライアングルの発生・知覚過敏の発生
治療前
  • 治療前
  • 治療前
  • 治療前
  • 治療前
  • 治療前
  • 治療前
  • 治療前
治療開始より1年後
  • 治療開始より1年後
  • 治療開始より1年後
  • 治療開始より1年後
  • 治療開始より1年後
  • 治療開始より1年後
  • 治療開始より1年後
  • 治療開始より1年後
治療後
  • 治療後
  • 治療後
  • 治療後
  • 治療後
  • 治療後
  • 治療後
  • 治療後
●矯正歯科治療にともなう一般的なリスク・副作用

・機能性や審美性を重視するため、公的健康保険対象外の自費診療となり、保険診療よりも高額になります。
・最初は矯正装置による不快感、痛みなどがあります。数日から1~2週間で慣れることが多いです。
・治療期間は症例により異なりますが、成人矯正や永久歯がすべて生えそろっている場合は、一般的に1年半~3年を要します。小児矯正においては、混合歯列期(乳歯と永久歯が混在する時期)に行なう第1期治療で1~2年、永久歯がすべて生えそろったあとに行なう第2期治療で1~2年半を要することがあります。
・歯の動き方には個人差があるため、治療期間が予想より長期化することがあります。
・装置や顎間ゴムの扱い方、定期的な通院など、矯正治療では患者さまのご協力がたいへん重要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
・治療中は、装置がついているため歯が磨きにくくなります。虫歯や歯周病のリスクが高まるので、丁寧な歯磨きや定期メンテナンスの受診が大切です。また、歯が動くことで見えなかった虫歯が見えるようになることもあります。
・歯を動かすことにより歯根が吸収され、短くなることがあります。また、歯肉が痩せて下がることがあります。
・ごくまれに、歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
・ごくまれに、歯を動かすことで神経に障害を与え、神経が壊死することがあります。
・治療中に金属などのアレルギー症状が出ることがあります。
・治療中に、「顎関節で音が鳴る、あごが痛い、口をあけにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
・問題が生じた場合、当初の治療計画を変更することがあります。
・歯の形状の修正や、噛み合わせの微調整を行なうことがあります。
・矯正装置を誤飲する可能性があります。
・装置を外すときに、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、補綴物(被せ物など)の一部が破損することがあります。
・装置を外したあと、保定装置を指示どおりに使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
・装置を外したあと、現在の噛み合わせに合わせて補綴物(被せ物など)の作製や虫歯治療などをやり直す可能性があります。
・あごの成長発育により、歯並びや噛み合わせが変化する可能性があります。
・治療後に親知らずの影響で、歯並びや噛み合わせが変化する可能性があります。
・加齢や歯周病などにより歯を支える骨が痩せると、歯並びや噛み合わせが変化することがあります。その場合、再治療が必要になることがあります。
・矯正治療は、一度始めると元の状態に戻すことが難しくなります。
・矯正治療により上下の前歯を前方や後方へ傾斜することにより、上下口唇の突出感が生じたり、増幅したりする一方、陥凹感が生じたり、増幅するなど変化することがありますが、矯正歯科医師による側貌のコントロールはできません。
・治療期間は歯並びと咬み合わせに異なりますが、前歯だけ永久歯に生え揃う小学校低学年(1〜4年生頃)の混合歯列で第一期矯正治療(限局矯正)を行う必要がある場合、動的治療期間は約半年~1年半程度ですが、その後、全ての歯が永久歯に生え揃う永久歯列で第二期矯正治療として広範囲矯正治療(本格矯正)が必要になった場合、成人矯正同様、動的治療期間は約1年半〜2年半程度ですが、2年半以上要することもあり、通院期間は総じて10年以上に及ぶことになります。

●矯正歯科治療について

1.公的健康保険適用外の自費(自由)診療になります。
2.矯正治療の通院期間は歯並びを整える動的治療期間とその後、整えた歯並びが後戻りしない様に保定装置(リテーナー)を装着して頂きながら経過観察を行う保定期間の合計となります。
3.矯正治療の治療期間や通院回数は矯正治療の開始時期、不正咬合の程度、非抜歯・抜歯、使用装置などにより変わりますが、おおよその目安は以下の通りです。
▼混合歯列での第一期矯正治療(限局矯正)、永久歯列での部分矯正(MTM)を行った場合
・動的治療期間:約6か月~1年6か月、通院回数(毎月1回):約 6~18回
・保定期間:約1年、通院回数(数か月に1回):約4回(※1)
・合計通院回数:約1年6か月~2年6か月、合計通院回数:約10~22回
▼永久歯列での第二期矯正治療(本格矯正)を唇側(表側)ブラケット矯正装置(ラビアルブラケット矯正装置)にて行った場合(※2)
・歯を抜かない非抜歯治療での動的治療期間:約1年6か月~2年、通院回数(毎月1回):約18~24回
・歯を抜いた抜歯治療での動的治療期間:約2年~2年6か月、通院回数(毎月1回):約 24~30回
・保定期間(※3):3年、通院回数(数か月に1回):約12回
・合計通院回数:約4年6か月~5年6か月、合計通院回数:約30~42回
※1 混合歯列で第一期矯正治療(限局矯正)を行った場合、約1年間の保定期間終了後も永久歯列完成まで経過観察を継続しますので、通院回数は4回以上になります。
※2 舌側(裏側)ブラケット矯正装置(ハーフリンガルブラケット矯正装置、フルリンガルブラケット矯正装置)の場合、唇側(表側)ブラケット矯正装置(ラビアルブラケット矯正装置)よりも動的治療期間が長くなる場合があります。
※3 当院が規定する保定期間と通院回数で記載しております。

●舌側(裏側)ブラケット矯正装置(ハーフリンガルブラケット矯正装置、フルリンガルブラケット矯正装置)による治療に伴う一般的なリスク・副作用

・傾斜や捩れの改善が難しいなど唇側(表側)ブラケット矯正装置(ラビアルブラケット矯正装置)に比べて、高度な技術が要求されるなどの理由で治療費が高額になります。
・唇側(表側)ブラケット矯正装置(ラビアルブラケット矯正装置)に比べて、硬くて太いワイヤーへの交換に時間がかかることから治療期間が長くなることがあります。
・歯はブラケットが接着している方向へ移動しやすいという特性から、歯の唇側(表側)への移動はしにくいという特性があります。
・直接、舌が触れる歯の舌側(裏側)にブラケット矯正装置がついているため、唇側(表側)ブラケット矯正装置(ラビアルブラケット矯正装置)に比べて、発音や咀嚼、嚥下などの舌の働きへの影響は特に大きいと考えますが、一般的に数日から1、2週間で軽減します。
・傾斜や捩れがある上の前歯にエラスティックチェーンを装着する目的で、また上下の前歯の咬み合わせを緊密にしたり、上下の咬み合わせの前後的なズレを修正するためのエラスティック リング(顎間ゴム)が装着できるように、付加装置として透明なアタッチメントを歯の唇側(表側)に接着することがあります。

●薬機法において承認されていない医療機器「カスタムメイド型リンガルブラケット矯正装置(インコグニート)」について

当院でご提供している「カスタムメイド型リンガルブラケット矯正装置(インコグニート)」は、薬機法(医薬品医療機器等法)においてまだ承認されていない医療機器となりますが、当院ではその有効性を認め、導入しています。
○未承認医薬品に該当
薬機法上の承認を得ていません(独立行政法人 医薬品医療機器総合機構ウェブサイトにて2023年7月21日最終確認)。
○入手経路等
スリーエムジャパン株式会社より入手しています。
○国内の承認医療機器等の有無
国内では、カスタムメイド型リンガルブラケット矯正装置(インコグニート)と同様の性能を有した承認医療機器は存在しない可能性があります(独立行政法人 医薬品医療機器総合機構ウェブサイトにて2023年7月21日最終確認)。
○諸外国における安全性等にかかわる情報
情報が不足しているため、ここではカスタムメイド型リンガルブラケット矯正装置(インコグニート)の諸外国における安全性等にかかわる情報は明示できません。今後重大なリスク・副作用が報告される可能性があります。
○医薬品副作用被害救済制度対象外
日本では完成物薬機法対象外の矯正装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。
※当該未承認医薬品・医療機器を用いた治療の広告に対する注意事項の情報の正確性について、本ウェブサイトの関係者は一切責任を負いません。

●薬機法において承認されていない医療機器「カスタムメイド型リンガルブラケット矯正装置(ハーモニー)」について

当院でご提供している「カスタムメイド型リンガルブラケット矯正装置(ハーモニー)」は、薬機法(医薬品医療機器等法)においてまだ承認されていない医療機器となりますが、当院ではその有効性を認め、導入しています。
○未承認医薬品に該当
薬機法上の承認を得ていません(独立行政法人 医薬品医療機器総合機構ウェブサイトにて2023年7月21日最終確認)。
○入手経路等
株式会社アソインターナショナルより入手しています。
○国内の承認医療機器等の有無
国内では、カスタムメイド型リンガルブラケット矯正装置(ハーモニー)と同様の性能を有した承認医療機器は存在しない可能性があります(独立行政法人 医薬品医療機器総合機構ウェブサイトにて2023年7月21日最終確認)。
○諸外国における安全性等にかかわる情報
情報が不足しているため、ここではカスタムメイド型リンガルブラケット矯正装置(ハーモニー)の諸外国における安全性等にかかわる情報は明示できません。今後重大なリスク・副作用が報告される可能性があります。
○医薬品副作用被害救済制度対象外
日本では完成物薬機法対象外の矯正装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。
※当該未承認医薬品・医療機器を用いた治療の広告に対する注意事項の情報の正確性について、本ウェブサイトの関係者は一切責任を負いません。