仙台東口矯正歯科・歯科衛生士の鈴木です。
みなさんは食事の時しっかり噛んでいますか?または、噛めていますか?実は嚙むことは身体にとって良いことがたくさんあります。
今回は「噛む」ことの大切さについてお話します!
まず、よく噛むことでどんな良い効果があるのかについてご説明します。わたしは歯科衛生士学校の学生時代、”卑弥呼の歯がいーぜ”という標語を勉強しました。以下に書き出しますのでぜひ覚えてみてください!
【よく噛むことで得られる効果】
ヒ:肥満防止
ミ:味覚
コ:言葉の発達
ノ:脳の発達
ハ:歯の病気の予防
ガ:がんの予防
イ:胃腸快調
ゼ:全力投球(噛むことは、運動能力や体の様々な機能の発達にも影響するといわれています。)
歯科のブログなのでむし歯・歯周病予防について詳しく解説すると、よく噛むことで唾液がたくさん出てきます。唾液にはお口の中にとって良い効果がたくさんあり、食べかすを洗い流してくれたり、歯をコーティングしてむし歯菌などから歯を守ってくれたりします。また、以前ブログでも書いたことがありますが、食事した後お口の中は”酸性”と言ってむし歯になりやすい状態になってしまうのですが、それをむし歯になりにくい”中性”の状態に戻してくれる効果もあります。
また、食事中しっかり噛むことも大切ですが、ついついおやつをつまんでしまうことのある方はそれをキシリトールガムに変えてみると、むし歯予防にもなるし唾液も出てくるし一石二鳥です^^
それではよく噛むといってもどうしたら良いのか、すぐに始められることを挙げていきますので、ぜひ意識してやってみてください。
【よく噛む習慣をつくるために】
・噛み応えのあるものを食べる
・噛みながら飲み込まず、しっかりと噛んでから飲み込む
・TVを見ながらなどの、”ながら食べ”をしない
・飲み物で流し込まない
小さい頃からよく嚙んで食べるということもとても重要で、顎の骨の発達を促進します。噛み応えのあるものを左右の歯でバランスよく噛んで、しっかりと足を床に付けて食事をすることを心がけましょう。
乳歯の歯列は、歯と歯の間に隙間がある方が良いです。それは、後から生えてくる永久歯の方が大きいためです。わたしの知り合いのお子さんは、小さい頃からスルメが好きでよく食べていたら、乳歯の歯と歯の間に隙間のある良い歯並びだったそうです^^ フランス人の方も、小さい頃から硬いフランスパンを食べているおかげで歯と歯の間に隙間のある乳歯列の方が多いそうですよ!
また、歯並びによってうまく噛めない方は歯列矯正が必要となりますので、ぜひ矯正専門の歯科医院へご相談ください。