仙台東口矯正歯科の歯科衛生士鈴木です。暑くなってきてマスクをするのがつらいですがみなさん予防はされていますか?マスクはもう大抵どこでも手に入るようになりましたが手作りマスクをしてらっしゃる方もまだ多く、みなさんいろんなかわいい生地を使われていて、おしゃれだなあと思って見ています。当医院にいらっしゃる患者さんも、手作りマスクの方がいらっしゃるとつい話しかけてしまいます。
矯正歯科に勤めているので一通りの手技はこなせますので、よく「器用ですね」と言っていただけるのですが、わたしは裁縫系は全くダメなのでマスクはこれからも使い捨てを使おうと思います。笑
今のこのご時世なので外出時のマスクは必須になってしまいましたが、矯正治療をしてきれいになった口元はみんなに見てほしいですよね。さて今日はEライン(エステティックライン)についてお話ししたいと思います。
Eラインってご存知ですか?Eラインとは、お顔を横から見た時にお鼻の先端と顎の先端を結んだ線のことです。横顔の美しさを表す指標として歯科や美容医療の分野で用いられます。
理想的なEラインは、「上下の口唇がEラインに触れずに、少し後ろに位置する」のが定義とされていますが、Eラインを唱えた先生が欧米の先生のため、定義も欧米人の方向けです。日本人は欧米人に比べてお鼻が低く、オトガイ部分もあまり突出していないため、この定義が必ずしも当てはまるわけではありません。日本人の場合、上下の口唇がEラインに触れるくらいが理想と言われています。「美しさ」の基準なので、人それぞれとも言えます。
上顎前突、いわゆる出っ歯の方は、Eラインに上下の唇がしっかり乗っかってしまいます。これは上の前歯を引っ込めることで改善します。症例によっては抜歯の可能性もあります。
下顎前突、いわゆる受け口の方は下の顎がEラインに乗ってしまいます。多くは外科矯正を併用することが多いです。外科矯正が適応になる場合、保険診療となります。
しかし、必ずしもEラインにのっていれば良いというわけでもありません。全体的なバランスを見ながら理想的なEラインに近づけることが望ましいです。
セルフチェックをすることも可能です。定規をお鼻から顎の先にかけて当ててみて、定規に上下の唇が軽く触れるかもしくは当たらない位置にあるようであれば理想的なEラインであると言えます。写真を載せますので参考にしてください。
当院は症例によっては抜歯をいたしますが、積極的な抜歯はいたしません。患者さんの要望をしっかりとお聞きしてEラインだけでなく、全体のバランスも考えた矯正治療を行っております。悩んでいる方はいつでもご連絡お待ちしております。