こんにちは。仙台東口矯正歯科・歯科衛生士の鈴木です。
急に寒くなりましたね>< 気温の変化で体調を崩しやすい時期だと思いますので、暖かくしてお過ごしください。
さて、体調を崩したり疲れがたまったりすると、親知らずが痛くなる方は居ませんか?これは、免疫の低下により炎症が起きるというのが原因の一つです。「親しらず」と聞くと、急に痛んだり、抜歯が必要だったりと、あまり良いイメージのある方はいらっしゃらないと思います。今日はそんな、「親知らず」についてお話します。
そもそも、親知らずは”ある人”がほとんどですが”ない人”もいます。さらに”ある人”の中には、”生えている人”、”半分だけ・少しだけ生えている人”、”あるけど埋まっている人”がいます。
私の歯がちょうど上記の状態をコンプリートしていたので、レントゲン写真載せますね///
赤い丸で囲んであるのが親知らずです。前から数えて8番目の歯になります。
わたしは矯正治療をする際に邪魔だったので全部抜きました。
【どうして生えないのか】
親知らずが生えてこない原因は色々あります。
・元から無い
・顎が小さくて生えるスペースがない(食生活の変化で昔よりも固いものを食べなくなったことが顎が小さくなった一つの原因と言われています)
・最後に生える歯なので生える場所がない
【親知らずのブラッシング】
完全に生えている場合は他の歯と同じように磨いて良いですが、写真のような状態ですと注意が必要です。
歯と歯ぐきの境目に汚れが入り込み、むし歯や腫れ・痛みの原因となりますので、毛先の柔らかいワンタフトブラシなどで優しく磨いてあげてください。
また、うがい薬も使用して、清潔に保つのも良い方法です。
【痛みが出た場合】
痛みがある場合は、かかりつけの歯科医院を受診するのが第一選択肢ですが、すぐに受診ができない場合は、飲んだことのある痛み止めを飲んだり、痛みのある場所を優しく磨いたりすしましょう。また、最初にお話したように、免疫力が低下していることも考えられるので、ゆっくりと休むことも大切です。
痛い場所を手で触るとバイ菌が入ってしまう恐れがあるので、触らないようにしましょう。また、血行が良くなるようなこと(運動・飲酒・お風呂につかる)も避けた方が良いです。痛みがある時はとにかく安静にして、入浴はシャワーに留めておきましょう。そして、行けるタイミングで早めに歯科医院を受診してください。
【抜歯するかしないか】
必ずしも 親知らず=抜歯 ではありません。
完全に生えていて他の歯と嚙み合っている場合は抜かなくても良いですし、親知らずを他の歯が無くなってしまった場所に移植できる場合などもありますので、かかりつけの先生と相談してください。
親知らずがむし歯になっていたり、埋まっていて他の歯の根っこに影響を与えてしまう場合は抜歯の対象となる場合があります。いずれにしても、かかりつけの先生とよく相談してどうするかを決めていきます。
正しいケアをしていても、普段の歯磨きやうがいだけではむし歯や腫れは防げません。定期的に歯医者さんを受診して、どこに気を付けたら良いかを明確にして健康なお口の中を保ちましょう。