皆さんこんにちは。
年末に近づくにつれ世間はどこか忙しなくなってまいりました。
決算や年末調整に追われている方も多いかと思います。そしてこの時期によく聞くワード「医療費控除」。一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?
「控除ってなんのこと?」
「税金って難しいからよくわからない」
「なんか面倒そうだな・・・」
そんなあなたに!
今日はわかりやすく医療費控除の解説をしてみようと思います。今から矯正を始めようかなぁと思っている方、まさに今治療中の方必見です!
-目次-
〇医療費控除とは
〇医療費控除のやり方
〇医療費控除って何が必要?
〇具体的にどれくらい戻ってくるの?
〇医療費控除とは
簡単に言うと、医療費控除とは前年払った税金の中から、お金が戻ってくる制度です!
詳しく解説していきましょう。
自分や、自分の配偶者・子供の医療費の合計が年間10万円を超える場合、納税額や医療費に応じて、税金が戻ってくる制度です。病院代だけでなく交通費も含まれます!
矯正だけでなく、他の病院費用、例えば風邪で診察を受けた場合、むし歯を治した場合なども控除の対象になります。
〇医療費控除のやり方
税務署へ確定申告書(医療費控除申請)の提出が必要になります。
ご家庭内で一番所得が多い人が申請するとお得です。
一年にかかった医療費(1月1日から12月31日にかかった医療関係費)を翌年の2月16日から3月15日までに申請が必要です。
〇医療費控除って何が必要?
必要なものは以下のものです。
◇給与所得の源泉徴収書
◇支払った医療費を証明する領収証、医療費控除の明細
◇入院給付金などの保険金の金額がわかる書類
◇申告名義人の通帳
◇印鑑
〇具体的にどれくらい戻ってくるの?
例えば成人矯正を受けるAさんを例に挙げて計算してみましょう。
年収350万円のAさんは、一年間で矯正の費用がおおよそ50万円かかりました。
一年間の治療費 - 10万円 = 400,000円(医療費控除額)
医療費控除額 × 税率(30%) =120,000円
つまり120,000円所得税が少なくなります!
(あるいは、120,000所得税が還付されます)
もし入金給付金などがあればそれを差し引いた額が医療費控除額になりますので注意してくださいね。
※税率はお住まいの地域や年度によって異なりますので詳しくは税務署へお問い合わせください。
※還付金は総所得に応じて変動します。
この記事を読んで、「3年前の医療費控除を申請したいけど、もう遅いよな…」と後悔したそこのあなた!
医療費控除の申請は過去5年間まで遡って申請することが可能です。あの時かかった医療費がもしかしたら戻ってくるかもしれません!
医療費控除を利用していただき、治療費のご負担が少しでも減るように、この記事をぜひぜひ参考にしてくださいね。