こんにちは、仙台東口矯正歯科 歯科衛生士の平塚です。
矯正治療をすると歯並びが良くなっていきますが、歯を並べる装置(ブラケット・ワイヤー)
が邪魔になってしまい、装置を装着する前に比べると矯正治療中は歯磨きがしにくくなってしまいます。
せっかく歯並びをきれいにしているのに、矯正治療中に上手く歯磨きが出来なかったせいでむし歯ができてしまったり、歯周病が進行してしまうのは残念ですよね、、、
以前、むし歯の原因4大要素についてお話しましたが、そのひとつの細菌の塊である歯垢(プラーク)が多く残っていることがむし歯や歯周病を進行させてしまう原因のひとつです。しかし、この歯垢は正しい歯磨きで落とすことができます!!矯正装置が付いたことで、矯正前よりも矯正治療中はより丁寧に磨くコツや時間がより重要になってきます!今回は矯正治療中もしっかり歯磨きができるコツをお伝えしたいと思います!!
◎矯正治療中の歯磨きに使って欲しい歯ブラシ
- ◆歯ブラシ
短い毛と長い毛が混ざっていて、装置に毛先が当てやすくなっています。歯ブラシの頭は小さい方が奥歯まで当てやすいです。
- ◆タフトブラシ
- 歯がデコボコしている所やワイヤーの下は普通の歯ブラシが当てにくい所です。矯正治療中に、普通の歯ブラシの毛先が届きにくい所に使って頂きます。普通の歯ブラシと併用して頂くことで、よりしっかり磨くことが出来ます。
- ◎矯正治療中の歯磨きのポイント矯正治療中は小さな装置が歯に装着するため、より時間をかけて磨く必要があります。また、毛先がしっかり磨きたい所に当たっているか確認するために鏡を見ながら磨いて頂くのも大事なポイントです!!
- ① 装置(ブラケット)周りの磨き方
ブラケットの上と下を分けて、装置に毛先を45度の角度で当てて小さく動かして磨きます。傾けることで装置のくぼみに溜まった汚れを落とすことが出来ます。一度に磨こうとはせずに1本1本丁寧に磨きましょう!
- ➁ 歯と歯の間(ワイヤーの下)
歯ブラシを縦に使って歯ブラシの毛先をワイヤーにくぐらせて当てます。しかし、ワイヤーの下に当たる部分は一般的な歯ブラシでは当てにくい所です。歯ブラシで大きな汚れを落とした後に、小さいタフトブラシを使うことでよりきれいに磨くことが出来ます。
- ➂歯と歯茎の境目
歯と歯茎の境目に歯ブラシの毛先を当てて磨きます。
◎歯ブラシの持ち方
◆ペングリップ
歯ブラシは基本、鉛筆を持つように持ちます。余計な力が入りにくく、小回りがきき、小刻みに動かすことできます。小刻みに動かすことで、歯と歯の間や歯と歯茎の境目の汚れをしっかり落とすことが出来ます。
◆パームグリップ
歯ブラシを手のひら全体で握る方法です。前歯の裏を磨く時に磨きやすくなります。
強くしっかり歯ブラシを動かした方が、汚れが落ちるような気持になりますが、歯ブラシの圧が強いことで歯茎を下げる原因になってしまいます。力の圧に注意して磨きましょう!
矯正治療中は場所によって使う歯ブラシを替えたりなど、普段より手間がかかってしまいますが、その手間と一工夫でよりきれいに磨くことが出来ます!
毎食後の歯磨きをしっかりして頂くのがベストですが、朝やお昼は忙しくて丁寧に歯磨きを出来ない方は、夜は時間を作ってしっかり磨いて下さい!今日のお話したポイントが少しでも参考になればと思います(^^)/